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  • 執筆者の写真NANA

お母さんを探して

今から7年ほど前のお話です。


私の叔母が亡くなりました。

叔母は持病があり、当時ずっと薬を飲んでいたので、その副作用による心臓発作ではないかとのことでした。

自宅で眠り、朝そのまま目を覚ましませんでした。


叔母の嫁ぎ先のお家で通夜だけ参加することになり、1時間ほどの場所でした。

この頃の私はまだ自分の力の使い方がよくわかっておらず、霊的なものを見たくないのに見てしまったり、嫌なのに呼んでしまったりすることもよくありました。


お経が始まると、近くにいた有象無象たちが集まってきて、頭がぐわんぐわんとした感覚に。

お経にはやはり魂を上へと上げる力が込められているようで、周りにいる成仏できないものたちも便乗して集まってきてしまうらしいのです。


その場にいられず席を外し、外へ出ました。

体調が悪くなってしまい、私と家族は早めに自宅へ帰りました。


その夜、そして次の日。

当時2歳の息子がいましたが、なぜかいつも以上にイライラし、初めて息子のことを突き飛ばしてしまいました。

この頃は実家でゆとりのある子育てをさせてもらっていたので、本当に怒ることなど滅多になく、可愛い可愛いで息子を育ててきていて、

なので息子に対してこんなに鬼のような形相になる自分にびっくり。

家族たちも、なんでそこまで怒るのか、どうしたんだと心配されてしまいました。


自分でもなぜ自分がこんなに怒っているのかわからず、自分の中にある息子への感情を整理することにしました。

すると、内から浮かんでくる気持ちは

"憎い" "邪魔だ"

という、母親が子どもに向ける訳のない感情ばかり。


あれ???これ本当に私の気持ち???


と、この日初めて自分の中に違う感情を持ったものが"いる"ということに気がつけました!

(今まで取り憑かれても自力で気がつくことができなかった自分としては、大進歩!笑)


そこでようやくまた恩師である巫女さんに連絡して、お世話になることに🙇‍♀️


電話越しに、ただならない感じで今すぐに家に来てくださいと言われ、

自分で運転してくると危ないから、家族の人に運転してもらってと指示されました。


母に運転してもらい巫女さんの家まで約1時間ちょっと。

すると本当に、道中突然胃がキリキリと絞られるような痛みに襲われ、助手席でずっと苦しみながら向かいました。


巫女さんの家に着くと、不思議と胃の痛みはスッと無くなりました。

最後の足掻きでなんとか巫女さんの元へ行くのを阻止しようと暴れていたみたいですが、到着したので諦めたんだそうです。笑


そして、しっかりと巫女装束を着て正装をしている巫女さんの姿にギョッとしました。笑

「自分の家だと思って、靴は揃えずに、ただいまー!!と大きな声で入ってください。」

と言われ、言われるがままお家の玄関に靴を脱ぎ散らかしたまま、ただいま〜!と上がりました。

(憑きものに警戒させないためらしい)


部屋に入り、

「ふぅ。」と一息つく巫女さん。


「ここに来てもらうまでに、お告げを受けました。"稀人が来る"と。」


まれびと???

私と母は何のことなのだろうと思っていました。



「稀人とは、そのままの意味で珍しいもの。稀な人。あなたに今憑いているのは水子です。」

「水子だけど、もうだいぶ古い。水子は成仏できずに長い月日が経つとやがて妖怪となります。今のその子は半分妖怪、半妖です。」


...また妖怪!!!!笑

(笑い事ではなかったですが)


詳しく説明を受けると、

・元々は叔母が嫁いだ先の家に居たもの

・代々そこのお嫁さんとして家に来るものを母親として慕って憑いていた

・叔母が亡くなったことで行き場を無くした

・霊力の強い私が来たことでこれはいいと思って私にくっついてきた

・水子にとって実子は邪魔者。息子のことを憎い、いらないと思ったのはこのため


とのことでした。



話を聞いていくと、この子は水子になってもう100年以上。

ずっと母親を探して彷徨い続けているそうです。


そして、よく縁起がいいとされる座敷童子という妖怪は、水子の成れの果てだそうです。

座敷童子はお家の人に座敷童子としてちゃんと扱われることによって、初めて本物の座敷童子になれるそう。

ただし、一度妖怪となってしまった魂は二度と人として生まれ変わることができないそうです。


この子はギリギリまだ人として成仏できるタイミングでした。

なので、これも何かの縁だねと言ってくれました。



さっそく水子供養を始めることとなりましたが、

「お母さん、赤ちゃんだった頃の娘さんを思い出して、抱っこしてあやしてあげてください」

と言い出しました。


私は当時もう25歳。笑

久しぶりに母にハグされることだけでも恥ずかしさがありましたが、

ぎゅっと抱きしめられた途端に、本当に子供のようにわんわんと自分が泣き始めました。



ああ、これは私じゃない。

私の中にいる水子が、安心して大泣きしてるんだな。

辛かったよね、苦しかったよね、100年もお母さんが見つからなくて寂しかったよね。。。

いつのまにかそんな気持ちになっていました。



そして私から離れた水子の姿を、ここで初めて視認しました。

おかっぱで、短い着物のような姿。

だけど、男の子だそうです。

服装は時代背景なのか、本当に現代の子ではないなという印象でした。



巫女さんが必ずお母さんだった人の魂の元へ還れるよう、位の高い神様にお願いして、無事にその子は成仏していきました。

最後に、ぺこっとお辞儀をして。





そして、この供養の際に何度か巫女さんに

「今って妊娠してないよね?」

と確認されました。


もちろん妊娠はしていなくて、このタイミングはリアルな話生理中だったので、あり得ない時期でした。

何か儀式的に妊娠していたらまずいのかな??くらいに思っていましたが、


1ヶ月後、妊娠しました。笑



巫女さんに後日、あのあと妊娠したんですけど〜!!と報告したら、


「そうだよねえ、だってもう居たんだもん。笑 変に伝えると運命を変えちゃうかもしれないから黙ってたけど、おめでとう♡」

と言われました🤣


確かに、本当は2人目は4歳くらい離したくて、仕事も忙しくて妊娠は避けたい時期でした。

妊娠しないように気をつけてもいましたが、出産予定日から逆算するとこの時だけは排卵日が1週間もずれていました。


そして、出産予定日の3週間も前に、陣痛時間2時間ととんでもない速さで産まれてきた娘。笑

豪快で、おてんばで、私のお腹に来た時からずっとマイペースな娘は今も元気に育っております🤣


実は娘の魂がすでに居たことが、水子を引き寄せた1番の原因でもあったそうです。

やっぱり、これからお腹に宿り生まれようとしている魂に、羨ましいという気持ちから引っ張られてしまうんでしょうかね🥲




そんな体験もあり、これで水子供養に関わるのは二度目。

いつも自分の子ではないのですが。笑


身近で水子の想いを感じ、身をもって体験してきた私が伝えたいのは、

もしもお腹の中で命が絶えてしまったとしても、

もしも望まない妊娠で泣く泣く諦めることがあったとしても、

供養だけはきちんとしてあげて欲しいなと思います。


普通の人にはわからない、目には見えないことですが、

その子はもう"子ども"であり、ずっとお母さんとして慕い続けます。

どうか彷徨う魂が少しでも減りますように。

ちゃんと成仏して、巡り巡ってまたお母さんに会えますように。


そう強く感じた体験でした🕊️


最後はそんな中強い意志と生命力を持って誕生した、生まれたての娘の写真で🤳笑


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